「皺む×wrinkle up」
Canon×夢無子写真展
キヤノン銀座ギャラリー東京・大阪
Curator: 梶川由紀・Yuki Kajikawa
(何必館・京都現代美術館キュレーター)
「皺む」ってなんだ?
刻まれた皺は、人を語る。
嘘はつかない。
樹木も皺む。
水から生まれ、地を這う根。
夢無子はいう。
「宗教はNetflixみたいなもの」
米はミャンマーの命綱。
ラベル貼りされてない人間のタフさをみた。
屋久島で出会った、剥き出しの自然。
万物を生み出す、水。
エネルギーが湧き出し、渦巻いていた。
しぶとく、強く、美しい。
What are Wrinkles?
Wrinkles etched into the skin tell stories.
Wrinkles don’t lie.
Trees wrinkle, too.
Born from water, roots crawling on the ground.
Mumuko says
“Religions are just like Netflix”
Rice is Myanmar's lifeline.
Unlabeled human beings showed toughness.
Encountering unconcealed nature in Yakushima.
Water, the source of all things.
Energy was gushing, swirling.
Persistent, strong, beautiful.
二つの「皺」を並べてみる。
驚くほど、似ていた。
人も自然も生き延びるため、皺を刻む。
どちらも競うようにかっこいい。
ダンゴムシや雑草と話をする夢無子。
みんな、懸命に生きていること。
みんな、すべてを尽くしていること。
やっと、わかったんだ。
Put the two "Wrinkles" together.
Amazingly, they looked alike.
Both man and nature carve wrinkles, to stay alive.
Don’t know who looks nicer.
Woodlice and weeds talk to Mumuko.
All is trying their best to live.
All is doing everything possible.
Now, I see it.
色んな皺を作った。
かっこいいな、豊な、意地悪な、神聖な。
今日は銀座、
明日はミャンマー、
私は自由だ。
皺と仲良くしないと、皺に縛られる。
皺と仲良くなって、君も自由でいてほしい。
夢無子